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2016年J1 1stステージも残すところあと1試合!

先日開幕戦を迎えたばかりだと思っていたのに、やはり4年ぶりのJ1は毎試合面白く、あっという間に1stステージは最終節。
不運にも最下位に沈んでいるアビスパの今後を考える上でも過去との比較は大事ということで、過去と見比べてみた。

ULTRAZONEさんというサイトで、丁寧に過去勝ち点との比較ができたので、そこからの抜粋です。(順位の推移も見れるので、とてもおもしろいですよ)
 

前回の昇格時はどうだったか?2011年のJ1を見てみる

5年前のJ1在籍シーズン。
同時に昇格した柏レイソルが昇格と同時に優勝を果たしたシーズン。

前回は昇格を果たすものの、補強がうまくいまないままJ1にのぞみ、あえなく1年でのJ2降格となったシーズン。

その時の第16節時点での下位クラブを見てみると以下の勝ち点。

C大阪 18
浦和 17
神戸 16
甲府 14
山形 9
福岡 7

 
そして、最終的な順位はこちら。

大宮 42
新潟 39
浦和 36
甲府 33
福岡 22
山形 21

 
序盤から遅れを取っていた福岡と山形はそのまま降格。
16節時点からアビスパがモンテディオを微かに抜いただけで、下位3チームは変わらず。

32節にアウェイ山形戦でなぜか5ゴール快勝してしまった思い出が懐かしい。

甲府の猛追を受けた浦和がなんとか残留というシーズン。
やはりここまで離されるときつい。
 

続いて、2012年。アビスパが関係ないので、既に記憶の彼方。

アビスパがJ2で散々だったというのは覚えているが・・・
 
第16節での順位。

大宮 19
鹿島 19
C大阪 18
G大阪 13
新潟 13
札幌 4

 
札幌が圧倒的な最下位。
これはきついな。

最終順位。

大宮 44
C大阪 42
新潟 40
神戸 39
G大阪 38
札幌 14

 
あのガンバがJ2降格してしまった年。
前半戦10位だった神戸も後半失速してしまい、降格。

16節時点での下位3チーム中、2チームが降格となった。
 

2013年シーズン、この年から昇格プレーオフ組が参加

昇格プレーオフであがってきたチームがまだ残留できていない歴史はここからはじまる。
 
16節時点。既に大分が離されている。

新潟 17
甲府 14
鳥栖 14
湘南 13
磐田 12
大分 8

 
最終順位。

仙台 45
大宮 45
甲府 37
湘南 25
磐田 23
大分 14

 
この年も16節時点での下位3チームが、そのまま降格。
大分のひとり負け。
 

2014年シーズン。この年も昇格組は厳しい。

徳島にとっては初のJ1だったが、あまりに厳しい年だった。
 
16節時点。

C大阪 18
清水 18
名古屋 18
甲府 17
大宮 15
徳島 5

 
最終節。

甲府 41
仙台 38
清水 36
大宮 35
C大阪 31
徳島 14

この年は徳島がひどい。
そして大宮がついに降格してしまう。

この年は3チーム中2チームが降格に。
 

2015シーズン。2ステージ制が久々の復活。

16節時点での順位。

神戸 18
柏 17
松本 15
新潟 14
山形 14
清水 13

 
そして最終順位。

甲府 37
仙台 35
新潟 34
松本 28
清水 25
山形 24

 
ということで、昇格プレーオフ組の山形はあえなく降格。
前年の徳島よりは粘った。この年は16節時点ではほぼ横並びの展開。

最終的にも下位3チーム内には、ほとんど差がついていないがそして新潟が逃げ切り、3チーム中2チームが降格。
 

この5年で分かったこと

  • 16節時点での下位3チームのうち、2チームは確実に降格し、1チーム残れる確率も半々。
  • 16節時点での最下位は全て降格
  • J1昇格プレーオフ組は必ず降格する
  •  

    ということで、2016年順位のおさらい。

    2016年J1 1stステージ第16節までの下位順位。

    鳥栖 17
    名古屋 16
    新潟 15
    湘南 15
    甲府 15
    福岡 11

    まだ勝ち点4差とはいえ、少し離されたアビスパ。

    とはいえ、第16節時点での最下位と残留圏内の15位との差は、

    2011年 9(下位3チーム降格)
    2012年 14(下位3チーム中2チーム降格)
    2013年 6(下位3チーム降格)
    2014年 13(下位3チーム中2チーム降格)
    2015年 2(下位3チーム中2チーム降格)

    という遷移。
     
    じゃあ、せっかく13位まで載せているので、13位との差も出してみよう。

    2011年 11(下位3チーム降格)
    2012年 15(下位3チーム中2チーム降格)
    2013年 9(下位3チーム降格)
    2014年 13(下位3チーム中2チーム降格)
    2015年 5(下位3チーム中2チーム降格)

    という遷移。

    15位までの勝ち点差が近い年は、そのまま13位までの勝ち点も近い。
    11年と13年は勝ち点差は近いものの、そのまま下位3チームが降格し、15年は3チーム中2チームが降格。

    あまり決まった法則性は見えなかったけど、過去と比較しても「15位との勝ち点差4」「13位との勝ち点差6」はそこまで離された数字ではない。2015年に続き、2番目の勝ち点差の少なさ。今度もう少し過去まで見てみよう。

    それにしても、2015年の下位争いはなかなか。
    ほぼ最下位だった新潟が最終的に16位に6差つけて残留していることから分かるように、勝ち点6,7差であれば十分に逆転可能と見る。

    邦本の台頭で攻撃に明るい兆しも見えてきたアビスパ。
    まずは今週末のアントラーズ戦でもいい試合をして2ndステージに弾みをつけたいところ。

    勝てば優勝の鹿島を倒して、またもた全国ニュースにJ1にアビスパあり!というところを見せつけてもらいたい。
     

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