今年も再び昇格プレーオフに出ることになったものの、レギュラーシーズンが終わったので、とりあえず振り返りをしてみる。
(魔の連敗の季節から更新できていなかった・・・)
今年は前半戦は首位をキープして、自動昇格圏内キープは問題ないと思われたが、大失速から最終的には4位で終了。
2年前とはどう違ったのだろうと改めて見たくなかったので、メモ代わりに。
2年前の戦績と比較
2015シーズン(3位)
- 勝ち点82
- 24勝10分8敗
- 得点63、失点37
- 得失点差 +26
- ※参考までに、1位大宮(勝ち点86)、2位磐田(勝ち点82)、4位セレッソ(勝ち点67)
2017シーズン(4位)
- 勝ち点74
- 21勝11分10敗
- 得点54、失点36
- 得失点差 +18
- ※参考までに、1位湘南(勝ち点83)、2位長崎(勝ち点80)、3位名古屋(勝ち点75)
というわけで、終盤大きく崩れた印象あったけど、2年前との勝ち点差は「8」。
2年前との大きな違い
それはやはり得失点差であろう。
失点はほぼ同じだが、得点が「9」少ない。
勝ち点「8」の違いは、勝てる試合を2試合落とし、1試合引き分けにしてしまったという計算。感覚としては非常に分かる。
むしろ、「ここで勝っておかないと」という試合や「ここで引き分けだと厳しい」という試合を多く落としてしまっていたので、数字上はたった3試合だったのかという印象。
もう一つの違いは「勢い」
今シーズンのキーワードとして夏場以降の『失速』をあげている人がTwitterなどに多いので、どんなものか調べてみた。
2015シーズンの後半戦の戦績
- 勝ち点49
- 15勝4分2敗
2017シーズンの後半戦の戦績
- 勝ち点31
- 8勝7分6敗
2年前が「勢い」ありすぎたとはいえ、今シーズンとの差が顕著。
2年前は井原監督就任1年目ということもあり最初は連敗スタートで低調なスタートだったが、徐々にチーム戦術を浸透させて、後半戦は怒涛の勢い。
今シーズンは、最初こそそこまで調子よくなかったが、大幅な戦力補強をしたこともあり前半戦を首位で折り返し。まさか4位まで落ちてしまうなんて、、という感じ。
スコアラーが絞られる2017シーズン
気になったので、一応見てみる。
2015シーズンの得点者
1,鈴木 惇 9
2,城後 寿 8
2,中原 貴之 8
4,酒井 宣福 7
4,ウェリントン 7
6,金森 健志 6
7,末吉 隼也 4
7,濱田 水輝 4
9,坂田 大輔 3
9,中村 北斗 3
2017シーズンの得点者
1,ウェリントン 18
2,石津 大介 8
3,山瀬 功治 6
4,松田 力 4
5,三門 雄大 3
5,岩下 敬輔 3
5,ジウシーニョ 3
8,城後 寿 2
8,ウォン ドゥジェ 2
10,駒野 友一 1
2015シーズンは、ウェリントンが途中加入だったということもあり、誰かに集中していたというより、多くの選手でゴールを取っていたらしい。
今シーズンは、54ゴール中の18ゴールなので、ちょうど3分の1がウェリントン。
ウェリントン加入以降、「ウェリントンさえ抑えておけば」というサッカーになっていた印象を持っていたが、むしろ2年前はウェリントン頼みじゃない形だったのか・・・
アシスト数も入れると明白
ウェリントンはアシストでも上位に顔を出し、得点の44%に直接絡んでいる。
アシストの前段階でのポストプレーなども含めると、半分以上はウェリントンが絡んでいそう。
2015シーズンのアシスト
1,鈴木 惇 7
2,末吉 隼也 6
3,中村 北斗 4
4,酒井 宣福 3
5,城後 寿 2
5,堤 俊輔 2
5,中原 貴之 2
5,金森 健志 2
5,イ グァンソン 2
5,阿部 巧 2
2017シーズンのアシスト
1,駒野 友一 10
2,ウェリントン 6
3,ジウシーニョ 5
4,亀川 諒史 4
5,山瀬 功治 3
5,石津 大介 3
5,ウィリアンポッピ 3
8,三門 雄大 2
8,松田 力 2
ウェリントン頼みのサッカーをどうするか
結局、ウェリントンは頑張ってくれているし、肝心な場面で大事なゴールをいくつも決めてくれているが、それだけは通用しないということが改めて明白になった。
昨年のJ1での戦いでも同じことは分かっていたが、2年前の同じカテゴリーとの比較があることでより分かりやすくなったと思う。
メンバーとしては2年前より実力ある選手が増えたが、戦術がウェリントン頼みのため、ウェリントンを抑えられてしまう/調子が悪いときにはどうしようもなくなってしまうというのが今シーズンかな。
とはいえ、まだ昇格プレーオフで昇格のチャンスが残っている。
4位になったとはいえ、目下絶好調のジェフと幸いなことに対戦しないことになったので、今日の引き分けも膿を出し切るための傷みだと信じたい。
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