前回敗戦の悔しさを活かせるか
前回の群馬戦はホームで圧倒的にボールを支配しながら、ミスから3失点し、今シーズンワーストとも言える出来。
町田、群馬、金沢と下位にホームで敗れるパターンできてしまった感がある。
前節の金沢戦の敗戦は群馬戦が金沢のヒントになったのではないだろうか。下位チームが上位を倒す可能性が高いのもサッカーという不確実性の高いスポーツの醍醐味であるが、応援しているチームがそれだとなかなか悲しい。
金沢戦の敗戦、天皇杯で筑波大学にも不覚を取り、若干下降気味にあるチームが、このタイミングで前半戦に不甲斐なく敗れた群馬を相手に挽回のチャンスが訪れたのは面白い。
どういう心持ちで試合に臨むかを楽しみに試合を見た。
スタメンはほぼベストメンバー
体調不良の實藤が堤と変わった以外はほぼベストメンバー。
前線はこの3人が恐らく最もバランス良い組み合わせだろう。
GKも兼田が引き続き。杉山の復帰が遅れているのが若干気になるところではあるが、兼田もいいプレーを見せているので、心配なさそう。
出足の良さを見せる立ち上がり
流石に不覚を取った2試合の後ということで、気合いの入った立ち上がり。
前線からプレッシャーを積極的にかけにいき、セカンドボールの拾い方も良い。
ただ、群馬もしっかりと守備を固めて、なかなか固い。
相変わらずアウェイでも苦労するか?と思った矢先にジウシーニョのゴール。
中盤でボールを奪いショートカウンターからの左足での巻いてシュート。
上手いなジウシーニョ。
ジウシーニョのシュートえぐっ! pic.twitter.com/Kdzt3JBoxA
— テツロー (@ut_flo) 2017年7月16日
まあまあボール保持される
群馬はビルドアップを丁寧にやってきて、ボールを持つサッカーしてきた。
ボランチのとこまではうまくボールを回すのだが、アタッキングサードではうまく攻め込めず。分かるなぁ、よく見る良いなぁ日本のサッカーでという展開。
ただ、前回の対戦でも厄介だったカンスイルが、相変わらず危険な香りを漂わせて、なかなか怖い。
彼は今シーズン終わるとJ1に行くんじゃなかろうか。体は強いし、シュートの振りの速さも良い。うまくハマるチームがあるとJ1でも活躍しそう。
この日は審判のジャッジにも助けられて競合いで彼のファールになることも多かったが、違う審判だったら分からず、抑えることできなかったかもしれない。
後半にCKから追いつかれる
やはり一筋縄ではいかない群馬。
同点後からアビスパも攻勢を強めるが、攻め込むあたりにカウンターも怖い展開。
次の一点が試合を決めるなと思っていたところ、後半途中で石津と坂田の途中交代。
ロングスローの場面で、石津は元アビスパの阿部巧とハイタッチを交わした直後、ウェリントンの落としからトラップでうまくその阿部巧を交わし、シュート。
阿部巧は気の毒だったが、石津の投入直後ファーストタッチのシュートでゴールが決まり、再度リードを広げる。
なかなかスタメンで出れていない石津、ここで大仕事。素晴らしい。
坂田と石津の投入で再度リズムを取り戻す
坂田は中盤から最前線まで動き回り、石津もビルドアップに積極的に参加し、再度リズムが戻ってくる。
この組み合わせもいいね。悩ましいシャドーの争い。
石津はその直後にも絶好機があったが、ポストに当ててしまう。あれは決めておきたかったなぁ。
岩下のゴールで試合を終わらせる
またもやCKから岩下のゴールが決まり、リードを広げる。
岩下のゴール後のベンチメンバーの喜びようを見ていると、やっぱり良い雰囲気だなぁと感じる。
みんなで喜びを爆発させて、いいね。
試合結果
ザスパクサツ群馬 1-3 アビスパ福岡
得点者:ジウシーニョ(3)、石津(5)、岩下(2)
試合総評
ホームの借りを見事にアウェイで返す。
暑い群馬でよくやった。
選手評(6.0が基準)
GK兼田 6.0:失点はしょうがない。
DF堤 6.0:集中した守備を見せる。
DF岩下 6.5:安定した守備と貴重な得点もマーク。
DF冨安 6.5:攻撃面でも貢献。
MF駒野 6.5:良いクロスを何度もあげていた。
MF亀川 6.5:積極的に仕掛ける場面が多かった。
MF三門 6.5:カンスイルを自由にさせないように、挟み込む。
MF山瀬 6.5:先制点につながる動きはさすが。
MFジウシーニョ 6.5:素晴らしい先制点。
MF松田 5.5:運動量は見せたが、攻撃ではあまり貢献できず。
FWウェリントン 6.0:サイドでの起点にはなったが、自身は決定機を作れず。
(途中出場)
FW石津 6.5:ファーストタッチで決勝点。
FW坂田 5.5:良い復帰戦となった。
MF城後 評価なし
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