苦手の松本山雅とのアウェイで、GWの締めくくり
ヴェルディ戦の会心の勝利に始まり、アウェイ徳島戦では残念な負けになり、アウェイ連発でGW連戦を締めくくる松本山雅戦。
Twitter情報によると、松本山雅には未だ勝利したことがなかったようで、その情報は知らなかったけど反町監督の存在含め、いつも苦い思いをしていたという記憶。
前節、不甲斐ない負けをした直後だけのどこまで立て直して来たかと思ったけど、かなり戦術的には準備をしてきたなという印象の試合だった。というよりも、戦術的に戦える形になってきたなという印象。
今シーズンの評価はなかなか難しいけど、この試合の（少なくとも前半は）井原体制3年目の形が見えてくる試合だった。
上位対決用のスタメン
不動のスタメン石津、松田負傷以来のスタメンを飾っていたウィリアンポッピに代わり、坂田とジウシーニョが初スタメン。
また、前節は休みだった山瀬、駒野がスタメン復帰。
そして、DFリーダーの岩下が久々の復帰。
序盤の大きな山と言える松本戦に向けて、新たな形を出してきた印象。
ところで、ダニルソンはどこにいったのだろう・・
坂田の運動量とジウシーニョのタメが新たなアクセントに
今までの石津とポッピを否定するわけではないが、両者の特徴が顕著に効いていた前半。
坂田は持ち前の運動量とスピードで松本DFラインを撹乱し、ジウシーニョはキープ力を活かし、新たなアクセントに。
2年前の5-4-1くらいの守備的な布陣ではなく、3-4-3に近い攻撃的な布陣。
松本の3バックに合わせている部分もあるとはいえ、今までとの違いが分かる布陣。
大きな違いはビルドアップの姿勢
ジウシーニョ、山瀬、駒野とボールを持てる選手が多いのが関係しているのか、
それとも今シーズンの狙いなのか、ビルドアップ時に丁寧に繋ぐことが多かった。
松本もプレスはかけているものの、しっかりといなすことができて、今までにない戦い方ができていた。
この辺が今シーズンからの井原監督の狙いなのか、だからこそ今シーズンは2年前のボランチのレギュラーであった末吉がまったく起用されず、鈴木惇も大分にレンタルされているということなのか。
だとすると、ここに山瀬だけではなく攻撃的にボールを捌ける選手がほしいところ。
ここのポジションの選手層は今シーズンはずっと悩みそう。。
岩下の復帰でDFラインからのロングフィードが復活
堤のロングフィードとはまた違い、ある程度雑に蹴るものの、相手も準備していないことも多いのでチャンスにつながる岩下のロングフィード。
蹴る時と蹴らない時の使い分けがはっきりしているから、試合を見ていて安心できる。
また、この試合の岩下は守備時に獅子奮迅の活躍。
久々の試合出場にアドレナリン出まくっていたのか、スライディング、シュートブロックが冴えまくり。
この出来を続けてくれたら頼もしい。
気になるのは亀川の不調、冨安のミス
前節の決勝点を与えるきっかけとなった亀川だが、この試合も終盤でイージーミスをやってしまっていた。
岩下にこっぴどく怒られていたので反省していただろうけど、そのあたりのクオリティを高く保つように頑張ってもらいたい。
また、冨安もらしくないミスで決定機を献上。
失点につながってもおかしくないミスだったので、ちょっと気になった。
U-20W杯で、同じミスをしないことを願う。
試合結果
アビスパ福岡 1-0 松本山雅FC
得点者：ウェリントン(6)
試合総評
松本からの会心の初勝利。
これを機に上昇気流に乗りたい。
選手評（6.0が基準）
GK杉山 6.5：安定したセーブで無失点に貢献。
DF實藤 6.0：高崎と競り負けない体の強さを見せた。
DF岩下 7.0：久々の復帰でさすがの出来。周りのミスをカバーしてくれた。
DF冨安 5.0：今までにないミスが見られた。
MF駒野 6.0：豊富な運動量でサイドを制圧。
MF亀川 5.5：アシストも、危ないミスが見られた。
MF山瀬 6.5：だいぶボランチでのプレーに慣れてきた印象。
MF三門 6.5：前線にも頻繁に顔を出した。
FW坂田 6.5：豊富な運動量で相手DFラインを下げさせることにつなげる。
MFジウシーニョ 6.5：見事なキープ力で前線に落ち着きを与えた。
FWウェリントン 7.0：難しいボールだったが貴重なゴール。
（途中出場）
FWポッピ 5.5:途中出場も目立たず。
FW松田 5.5：途中出場も目立たず。
MF城後 評価なし。
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