［レビュー］いよいよ本領発揮か？2017J2 第4節ロアッソ熊本戦

3連勝をかけての熊本戦

内容はまだまだ本調子とは程遠いものの、山口戦、京都戦と連勝。
J2での勝ち癖をちょっとづつ思い出してきた感じがあるところで、熊本戦。

バトルオブ九州ということで、いつも一筋縄ではいかない熊本戦なので、今日も油断できない相手。
昇格をした2015年にも第4節であたり、熊本戦の初勝利から連勝を重ねていったので、今年もここから流れに乗りたいところ。
　

城後が今シーズン初スタメン。

2試合連続の同じスタメンから、山瀬が城後に変更。
山瀬はベンチにも入っていなかったのでどこかを痛めたのか、それとも城後の運動量を買っての起用か。
それ以外は4節にしてお馴染みのメンバー。
　

相変わらず前から取りに来られると厳しい

熊本は前半からアグレッシブにボールを取りに来るスタイル。
DFラインからのボールの不正確さと前線でボールが収まらないこともあり、押し込まれる展開。

三門とダニルソンというJ2でも屈指のボランチをして、この展開は厳しい。
ウェリントン、松田、石津あたりはもっと「キープのためのキープ」を敢えてしてほしい。

前線でしっかり収まらないので、終始ドタバタした試合に。
相手のペースに合わせることなく、試合をコントロールできるようにしたいところ。

また、DFリーダーの岩下も、フィードが不安定。
シンプルに蹴り出すシンプルさがこの日はなかった。
　

存在感増す冨安。

前半、相手の枠内シュートをヘディングで防ぎ、後半には貴重な先制点をプロ初ゴールでゲット。
落ち着いたプレーと冷静な足元の技術で、勝利に貢献。

ますます存在感を出してきているので、U-20の遠征や大会時の不在が既に不安。
来週はドイツ遠征なので、どうなることやら。

開幕戦でCBで出場した實藤が有力だけど、アウェイ山形という厄介な相手にどういうプレーを見せるか、期待したい。
　

ポッピのコンディションがあがってきてる

この日はいつもより早く57分から出場し、ウェリントンと2トップに。
相手が疲れてきていたということもあるけど、前線でボールを収めてよい働き。

73分にも相手DFラインの裏に抜け出そうとしたところを止められてレッドカードを誘う動き。
結果的にその一連の流れからウェリントンの決勝ゴール。

そろそろスタメンもありえるか？
楽しみ。
　

試合結果

アビスパ福岡　２−１　ロアッソ熊本
得点者：冨安(1)、ウェリントン(3)

Jリーグ公式試合結果
　

試合総評

ハイプレスへの対応という課題を他チームに教えてしまう内容。
それでも勝ち切れたのはよかった。

選手評（6.0が基準）

GK杉山　5.5：キャッチングの不安定さが気になる。
DF駒野　6.0：目立った活躍はなかったが、安定。
DF冨安　7.0：決定機阻止と、先制ゴール。素晴らしい。
DF岩下　5.0：カードは出なかったものの、危険なプレーが多かった。パスミスも目立つ。
DF亀川　6.0：クロスの質が良かった。
MFダニルソン　５.0：前半はボールロストが目立った。
MF三門　5.5：もう少しビルドアップを丁寧にしたい。
MF城後　5.0：今シーズン初先発も存在感を出せず。
MF石津　5.5：決勝ゴールのアシストは良かったが、もっと状況判断良くしたい。
MF松田　5.0：目立った活躍ができず。

FWウェリントン　6.5：貴重な決勝点。足元のポストプレーはもっと丁寧に。

（途中出場）

FWポッピ　6.0:流れを変える動き。
FW坂田　5.5：目立った動きはなし。
DF實藤　評価なし