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J1昇格組同士の対戦

昨年、J2で首位だった大宮。
アビスパが好調になる前の早めの段階であたったこともあり、昨年は2戦2敗をくらってしまった悔しい相手。

J1復帰後も好調を続けており、9戦負けなしの状態。

前節、やっとリーグ初勝利をあげて、次はホーム初勝利を狙っての対戦となった。


 

4バックを継続

今節はキムヒョヌンがスタメンに入っていたので、3バックに戻したのかとおもいきや、4バック継続。
 
image (2)

キムヒョヌンが初めての右サイドバックに入り、ボランチは前節の殊勲のダニルソンではなく、鈴木惇。
ダニルソンは90分を過ぎたプレーで足を痛めていたのが長引いているのか、今節は欠場。
痛い欠場となった。

右サイドバックの候補の北斗や古部はアナウンスなく欠場。
いつ戻れるのかが気になるところ。
 

キムヒョヌンのサイドバックは悪くない

もともと身体能力に強みがあるタイプなので、守備のための右サイドバックという考え方なら悪くないのかもしれない。
ただ、實藤もどちらかというと守備に特徴を持つタイプの選手なので、タイプが被ってしまう。

この試合でもキムヒョヌンも頑張っているところがあったが、1対1の仕掛けの場面で抜ききれずに奪われたり、やはり本職でないので攻めのサイドバックとしては弱い部分があった。
大宮の前線を警戒して、ある程度割りきっての起用だと思われるが、攻めの場面では物足りなさを感じるので、やはりそこは課題になってくる。
 

今節はミスからの失点

15分、相手のDFからのロングボールを亀川がヘディングでイボムヨンに返すところを失敗し、CKに。
一度はクリアするものの、続けざまのCKからフリーでヘディングを許し、一度はイボムヨンは弾くものの、相手の目の前にこぼしてしまい、詰められて失点。
亀川のクリアミスも痛いし、CKをフリーで競らせてしまっているし、ミス続きで痛い失点となった。

なかなか点が取れず苦しい展開が続いているので、失点は避けたいところであるが、ミスからの失点となり、相手にとってはラッキーな形だったと思う。
 

さらにミスは続く

仕切りなおして後半開始直後、田村が不用心な切り返しをムルジャに取られて、そこから走りこんできた沼田に決められて失点。
足元に自信がある田村だけにもったいない失点。

時間帯と状況考えると絶対にやってはいけない失点だった。
 

2点差となって攻めのモードへ

なかなかチャンスができないと思っていた61分、ついに待望のゴールが。

亀川の右サイドからのクロスにウェリントンが競り、相手にあたり弱く落ちたとこに金森!!
右足ハーフボレーでゴールに突き刺し、金森の念願のJ1初ゴール。

開幕戦で惜しいチャンスを2つ外してしまった金森だが、決めるべき人がやっと決めて1点差。
ここから攻勢を強める。
 

終盤の猛攻も、疑惑の判定に泣かされる

平井、中原秀人に続き、84分に中原貴之も投入し、攻勢を強めるアビスパ。

その直後にウェリントンの落としに中原貴之が合わせに行こうとしたところ、明らかにシャツを掴まれ倒される。

スクリーンショット 2016-05-05 20.26.14

このキャプチャを見れば明らかなのだが、どう見ても相手は掴んでいるのに、ノーファウル。
主審の村上伸次さんの立っているところから見えなかったのかもしれないが、副審は絶対に見えているし、映像にこれだけ残っている。

試合途中にジャッジするのが難しいとしても、後日ちゃんと映像を見返して、審判の数試合停止にするなり、謝罪文を出すなり、Jリーグはなにかしらの策を講じるべき。
しかも、その後抗議に行った中原貴之にイエローカード。

審判も万能ではないので全てが見えるわけではないというのはわかるけど、これだけ映像技術が発展しているんだし、違う視点を取り入れることもできるだろうし、せめて後日謝罪とイエローカードの訂正くらいはできるのでは?

この日はゴールデンウィークで観戦に来ていた子どもたちも多いし、そういう子どもたちに「見えないところではなにしてもいい」ということを伝えてしまうJリーグであってはならないと思う。

間違っていたなら間違っていたとしっかり認めるべき。

 
 

試合総評

最後は審判のせいで後味の悪い試合になってしまったが、結果としてはミスで2失点なので、しょうがないという気持ちも強い。
ただ、昨年の大宮戦よりはやれている感があるので、ミスなくしっかり集中を保つことができれば、Top3くらい以外にはしっかりやれる、ということが改めて分かった。
集中を保って、というのがまた難しいのだが・・
 

選手評(6.0が基準)

GKイボムヨン 5.5:この日はまたフィードが安定せず。1失点目もなんとかできたかもしれな
DFキムヒョヌン 5.0:慣れないポジションながら奮闘。
DF堤 5.0:前節ほどのキレは見れなかったが、奮闘した。
DF田村 4.0:失点シーンだけでなく、全体通して低パフォーマンス。

DF亀川 6.0:為田との関係をもっと良くしたい。
MF鈴木 5.0:精力的に動くものの、決定機は作れず。
MF末吉 5.5:この日も警戒され、うまくゲームを作れず。
MF為田 5.0:うまくゲームに入ることができず。
MF城後 5.0:裏へ抜け出す動きが多かったが、チャンスにはつながらず。
MF金森 5.5:念願の初得点。勢いに乗りたい。

FWウェリントン 5.0:菊地のマークに手を焼く。

(途中出場)

FW平井 5.0:出場機会を得ているが、それに見合う活躍をできず。

MF中原秀 評価なし:見せ場なし。
FW中原貴 6.0:短い時間ながら気合いは見せた。

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